寒〆ニンジン??
ふと思い立って、ニンジンを掘り返してみました。ろくに管理もせずに育てていたのですが、なかなか立派に育っていたのが嬉しいです。土の上に育っているものは、見れば状況が分かるのですが、根菜類は掘ってみないと状況が分からないというのもあり、冬の間、ずっとほったらかしにしていました。
いや、掘り返すというかグリグリと引っ張ったが、正しいですかね。慎重に力を込めないと千切れてしまいますが、ニンジンって、力を込めて引っ張るとうまく行けばスポッと抜けるようです(^^)
何本か抜いた(間引いた)のですが、この一番左のかわいいニンジンは、スティックニンジンのような感覚で生でバリバリいただきました!
これが甘くて美味しい!!
ハウス栽培をしているホウレンソウなんかは、冬の寒い時期の出荷直前にしばらくハウスを開けて寒さにあてます。そうすると、寒さに耐えようと糖分を蓄えるようになり、ホウレンソウがさらに美味しくなるんです。これを寒〆というのですが、ダイコンやハクサイなど、冬に収穫できる野菜は、同じように美味しくなります。
まだ教えてもらったばかりなので試してはいないのですが、ダイコンの場合は、地上に出ている胚軸の部分(緑色になっていたりひげが生えているあたり)がちょっとダメになるタイミングぐらいが一番甘くて美味しいのだそうです。さすがにこういった状態のものは商品として流通させるわけにはいかないでしょうから、こういった食材を食べられるのも野菜を育てている人の(まさに)醍醐味ですね。