いなかぐらしのススメ ~東京、大阪で働き続けたITエンジニアが辿り着いた極上生活とは~

外資系半導体企業でエンジニアとして働いてきた筆者が、東京、大阪での仕事生活を経て、ふと思い立っていなか暮らしを始めたところ、そこには極上の生活がありました。大都会で働きまくっていた時には、こんな生活があるということをこれっぽっちも考えなかったので、同じような境遇の方に少しでも知っていただきたいと思い、いなか暮らしの日常を綴ります。

人間は産まれる前に40億年の生命の歴史をたどり、産まれてからは人間の歴史をたどる

先日、子ども宇宙アカデミーをされているいとう ともこさん(Facebook)より、興味深い言葉をお聞きしました。

人間は産まれる前に生命の歴史をたどるのですが、産まれてからは人間の歴史をたどるんです。

これを聞いてハッとし、これまでいなかぐらしについて感じていたことが簡単に表現できるようになりました。

いなかぐらしをすると、人間が縄文時代弥生時代に築いた生きる力を身につけることができる。

のだと。

産まれる前にたどる生命の歴史

赤ちゃんが産まれるまでの流れを振り返ってみます。

まず、卵子が受精するというのは、原核生物である精子ミトコンドリアである卵子が合体し真核生物が誕生したということです。その後、卵子細胞分裂を繰り返し胎児となり、胎児は生命の進化の歴史を辿ります。最初に頭部が形成され、鼻や目ができ、手、足が形成されるようです。尻尾も形成されますが、途中で消失します。

これは、40億年前に海で誕生した生命が人間になるまでの進化の歴史を辿っているようではありませんか。

産まれてからたどる人間の歴史

人間は産まれてから、例えば日本では義務教育で9年間、それ以外にも親や社会から様々なことを学びます。何か新しいものが生み出されるとすると、それは人間のこれまでの歴史の上に成り立つもので、先人が生み出してきたものが積み重なって今の文明があります。

ですが、いなかぐらしを始める前の自分を振り返ってみても、また、おそらく大多数の現代人がそうだと思うのですが、これまでの人間の歴史をたどること無く、現代のみで生活をしているように思います。

確かに知識として歴史を学んではいるのですが、知っているだけで、実践が伴っていません。家は大工さんに建ててもらい、米はスーパーで買ってきます。家を建てる手順も知らないし、お米の育て方もよく分かりません。

縄文時代弥生時代の生きる力がつく「いなかぐらし」

人間は社会生活をする生き物でお互いに支え合っているので、それでも生きていけるのですが、どうもバランスが良くないように感じます。頭でっかちというか、ひょろ長いというか、生きる力が足りないんです。ただ、大災害が起きた時にはそれが顕著に現れるのですが、日常ではほとんど意識されません。

上記のような、現代人にぽっかりと抜けている生きる力を身に着けさせてくれるのが「いなかぐらし」で、例えて言うのであれば現代風にアレンジされた縄文時代弥生時代の生き方が身につけられるのだと思います。現代の道具で魚を釣ったり、作物を育てたり。そこから更に発展した木工細工や農業なんかは江戸時代的な生き方と言えるかもしれません。

都市部では周辺環境が現代そのものなので難しいところもあるので、やはり

いなかぐらしをすると、人間が縄文時代弥生時代に築いた生きる力が身につく(身につけやすい)。

のだと思います。 

そんな生きる力を持っている人を勝手に「いなかぐらしすと」と呼んでいるのですが、いなかにはシニアいなかぐらしすと*1が沢山いるので、何かあればすぐに教えてもらえるというのも嬉しいです。

これまで自分のことを「いなかぐらしすと見習い」としていたのですが、いなかぐらしを初めて4年目になり自信がついてきたので「新米いなかぐらしすと」と称するようになりました。真の「いなかぐらしすと」になるべく、もっと縄文・弥生時代の生活を学んでいこうと思います(^^)

*1:シニア = レベルの高い・上級の