いなかぐらしのススメ ~東京、大阪で働いてきたITエンジニアが辿り着いた極上生活~

外資系半導体企業でエンジニアとして働いてきた筆者が、東京、大阪での仕事生活を経て、ふと思い立っていなか暮らしを始めたところ、そこには極上の生活がありました。大都会で働きまくっていた時には、こんな生活があるということをこれっぽっちも考えなかったので、同じような境遇の方に少しでも知っていただきたいと思い、いなか暮らしの日常を綴ります。

宮島に行ってきました! おけいこジャパンで日本人になる

広島県民になってはや三年ですが、名所が沢山ありすぎて行けていないところばかりです。そんな「せっかく近くに住んでいるのだから行っておきたい」場所の一つ、宮島に、ちょっとしたきっかけがあり足を運ぶことになりました。

そのきっかけが「おけいこジャパン」です。おけいこジャパンは、宮島にある徳寿寺というお寺をリノベーションして活用している施設で、茶道、着付け、写経など、さまざまな日本文化体験をすることができます。

宮島に行くこともできて一石二鳥!ということで、体験しに行ってきました。

宮島観光

宮島と言えばしゃもじ!だそうで、どでかいしゃもじが商店街に置いてありました。

それから鹿。

このアングルで見ると足の長いうり坊のようにも見えますね^^; それほど多くはないですが、いたるところに鹿がいました。奈良の平和公園の鹿は「餌よこせ!」的にアグレッシブなのですが、こちらの鹿は「餌をいただけるんですかねぇ?」的ににじり寄ってくる者がいるという印象でした。土地によって行動が違うのが面白いです。

おけいこジャパンに到着!

宮島をぐるっと周りお昼にはビールを頂きながら牡蠣丼やお好み焼きをいただくという、なんとも幸せな時を過ごさせてもらいましたが、本日のメインはおけいこジャパン。賑やかな商店街の裏通りに入り、少し歩くと喧騒から離れた場所に目指す徳寿寺がありました。

パッと見は普通のお寺ですが、右側におけいこジャパンのロゴが!

中に入ると、綺麗に管理された庭が。日常的に庭の手入れをされている方には、この素晴らしさがとても良く伝わるのではないでしょうか。一日に二度掃除されるそうです。

入り口を入ると、こちらもまた見事!リフォームされた室内は、清潔感がありオシャレです。

着物で日本人の心を思い出す?

日本文化を体験するのであれば、まずは形からということで、おけいこジャパンでは着物体験もついてきます。

スタッフの方が用意してくださった着物に着替え、靴下から足袋に履き替えました。日本人でありながら洋服での生活しかしていないので、懐かしさを感じつつ、新鮮な体験をさせてもらえました。これで、準備万端!

今回は茶道を体験

今回は茶道を体験させてもらいました。先生は10年以上の経験のあるベテランの方。本格的な茶道をするわけではないですが、基本はおさえつつ短時間で体験できるように独自のアレンジを加えているそうです。

現代では茶道というと女性がやるイメージがありますが、千利休が完成させ、大名や豪商などが嗜んだという歴史から分かるように、もともとは男性の世界でした。その為、毒が入っていないことを確認したり、刀や刃物などの武器を隠していないこと示したりと、場面場面の所作が茶道が出来上がった時代の男社会を感じさせます。説明されてみれば納得なのですが、これまでそんなことは考えてきませんでした^^;

今回教えてもらったのが、盆点前(ぼんてまえ)と言う簡略なお手前というもの、このようなセットでやりました。30分程度の短い時間でしたが、言われたとおりの動きをしようと集中していたので、あっという間に感じました。日常生活の中でも盆点前を用意して茶道の心を取り入れるのもありかなと思いはしたものの。帰宅すると、元の日常に戻ってしまいました^^;

ですが、こういった気軽に体験できる場があれば、思い出すのにも良いですし、本格的に学ぶための入り口にもなりそうです。おけいこジャパンのメニューには、写経もあったので、こういった場で無心に写経をするのも良いなと思いました。また機会があればそんな体験もしてみたいです。

おけいこジャパンのご案内

okeiko Japan おけいこジャパン宮島 - 日本文化体験

年中無休 10: 00-17: 00

Webでおけいこのスケジュールを確認をして予約をするのが基本ですが、組み合わせや時間の調整などのカスタマイズも可能なようなので、そのような場合は相談をしてみると良さそうです。

〒739-0513 広島県廿日市市宮島町上西連町741−1