ロケットストーブで大人の火遊び(^^)
いなかぐらしを目指して大阪から広島に移住する際に、藻谷浩介さんが書かれた「里山資本主義」の本をバイブル的に読んでいました。
里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)
- 作者: 藻谷浩介,NHK広島取材班
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2013/07/10
- メディア: 新書
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その中にロケットストーブが紹介され、非常に興味を持っていました。燃焼効率が良いので、焚き火やかまどに比べて使用する薪が少なく、そもそも化石燃料を使わないのでエコということから、この本の中ではエコストーブと称されています。
最近はアウトドアやキャンプでも使われているらしいのですが、なにぶんかさばるものなので、やはり庭先で利用する家庭用がしっくりくるような気がします。
最近入り浸っている築100年ぐらいの古民家があるのですが、この日は庭先でロケットストーブ遊びをしました^^ お湯を沸かしてカップうどんを食べただけなのですが、ロケットストーブの湯沸かしも楽しめましたし、眼前いっぱいに広がる田んぼの風景を眺めながら食べるのは格別の美味しさでした。
ロケットストーブは完全燃焼
実は先ほどの上の写真、火の気も煙もないのですが、お湯を沸かしている途中なんです。これがロケットストーブの特長で、完全燃焼すると煙が出ないんです。
これが火を点け始めの時で、煙が出ています。しばらく燃やしていると二次燃焼という現象が起こり、完全燃焼が始まり煙がなくなります*1。
二次燃焼というのは、ペール缶内部には縦に入っている長い煙突のところで起こり、木を燃やして発生したガスや煙がこの部分で燃焼するのだそうです。それによって空気が膨張し、熱せられた空気は上から出て行くので、下の口からどんどん空気が引き込まれます。つまり、焚き火やかまどで言うと、常に効率良く空気を送り続けている状態になるようです。
このアングルで見ると、燃えている様子がわかります。
入り口から空気が引き込まれているので炎が中の方に向かっているのがわかるでしょうか。
お湯が沸いてヤカンがけたたましく鳴っています。音が出ますので、再生時はご注意ください!!
こんな火遊びもいなかならではだと思いながら、カップうどんを美味しくいただいたのですが、そういえば、肝心のカップうどんの写真を撮っていませんでした^^;
おまけ
今回、ロケットストーブ遊びをさせてくれた方が、ペール缶椅子なるものも作っているので見せていただきました。
ペール缶の蓋の部分に座れるように木の板とクッション素材を組み合わせたものなのですが、中が空洞になっているので複数収納したい時には重ねれば場所をとりませんし、単体で出したままにして収納としても使えます。きれいなペール缶を利用したものもあれば、廃材のペール缶も利用できますし、組み合わせが自由自在なのが便利です。
ペール缶椅子も作ってみたくなりました。いなか生活はやりたいことが盛り沢山です(^^)
*1:厳密な説明は難しいので、簡単に雰囲気を説明しています。ご了承ください^^;