いなか暮らしの醍醐味シリーズ その1 水

醍醐味シリーズと銘打ってみましたが、続くかどうかは不明です^^;

いなか暮らしを検討すると、水道が井戸水となっているケースが多いです。社会に出てからの生活が首都圏や大阪などの上水道のある場所ばかりでしたが、情報収集中は言葉のイメージと少ない知識を総動員して、なんとなくわかったつもりになっていましたが、実際には想像もしていない世界が広がっていましたので、その経験談をご紹介します。

井戸水の使用感は上水道を使っているのと何ら変わらない

上水道が整備されていない地域はまだまだ多いのですが、そのような地域では井戸水で生活をしています。井戸水と言っても『庭の一角に井戸があって、手押しポンプのレバーをキコキコと汲み上げる』わけではなく、電動のポンブで汲み上げ、家の水道管に送られます。

こんな奴を使うわけではありません(^^)

実は、この生活を始めて分かったのが、マンションの水道は井戸水と似たような使用感だということです。それまでマンション暮らしが多かったのですが、水道の蛇口をひねると、どこからかかすかにモーターの音が鳴っていました。想像ですが、ある程度以上の高さのマンションでは、マンションの屋上に設置したタンクにポンプで汲み上げ、そこから各部屋にポンプで配水しており、この配水用のポンプのモーター音が聞こえたのではないでしょうか。ですので、水源も規模も違いますが、蛇口をひねるとモーターで水が送られてくるという仕組みは同じなので、都市部にいた時と同じような感覚で水を使っています。

井戸水の良さ

上水道は水道局が管理した水が送られてくるのに対し、井戸水は自然の水、いわゆる天然水です。水道水のように塩素が入っていないので、そのまま水棲生物(メダカとか金魚とか)を入れても大丈夫です！

いなか暮らしを検討している方のブログでたまたま見つけたのですが、

パパが聞いてたこと

・水源について、水道水はどこから来ているのか →白州、武川は天然水。さすがアルプス。天然水での洗車が可能。街中の方は水道水。水源は市内のダム。ダムといっても、北杜市の水はそもそも他地域よりキレイですよーというウリがあるっぽい。

【イベントレポ】移住相談会in横浜　その1 - 田舎で暮らそう！北杜市へ移住までの道。

 と書かれていました。日常生活で普通に使う水が日本アルプスの天然水って、それだけで住む価値あるんじゃないでしょうか！？

それ以外にも温泉地で源泉が温泉という場合には、毎日のお風呂が温泉ですし、飲む水は飲泉になるので、健康で元気いっぱいの日々をおくれる気がします(^^)

という感じで、土地それぞれの水の良さをそのまま活かせるのが井戸水生活です。

いなか暮らしを始める前は、いなかの観光地や山の中の天然水をありがたがっていたのですが、それが日常となった今は、感慨深いものを感じます。

ちょっと違うと大違い！？

ところが、ある程度生活をしつつ周りの方々(ベテランいなかぐらしすとですね^^)の方々からいろんなお話をお聞きしてだんだん分かってきたのが、井戸水はどこも同じというわけではないということです*1。

実は、今2つの家を借りていて直線距離は1kmも離れていないのですが、水が全然違います。地形による影響もありますし、川水なのか湧き水なのか、井戸を掘るのか、掘った場合はどのぐらい掘るのかで、大きく変わるようです。

先の例にもあるように、そこでどのような水が使えるかは、都会の方がいなか暮らしを検討する時の一つの重要なファクターになると思うのですが、水にこだわるようであれば、先に大まかに地域を選んで、しばらくその場所に腰を落ち着けながら情報収集をするとその地域にも馴染めますし、自分にとっても良い水に出会うことにもなるのではないかと思います。

今は、えいやっと決めて2つの家を使わせていただいていて、それぞれ水が違うのですが、車で少し動けば天然水の水汲み場が2ヶ所あるので、複数の水を場面場面で使い分けています。これはこれで贅沢だなぁ思いつつ、自然の恵みに感謝しています。

もっと現実的な水の話もあるのですが、それを書き出すと長くなりますのでまたの機会にと思いつつ、今回はこの辺りで。

*1:地下の水脈のことはまったく専門知識を持ち合わせていないので、見当はずれのことを言っているかもしれませんが、もしそうであったら、優しく指摘してくださるとありがたいです^^;