いなかぐらしのススメ ~東京、大阪で働いてきたITエンジニアが辿り着いた極上生活~

外資系半導体企業でエンジニアとして働いてきた筆者が、東京、大阪での仕事生活を経て、ふと思い立っていなか暮らしを始めたところ、そこには極上の生活がありました。大都会で働きまくっていた時には、こんな生活があるということをこれっぽっちも考えなかったので、同じような境遇の方に少しでも知っていただきたいと思い、いなか暮らしの日常を綴ります。

オオキンケイギクを食す

初夏になるとオオキンケイギクが道路端をいろどります。

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黄色いコスモスのような綺麗な花ですが、北米原産で日本の侵略的外来種ワースト100に選ばれている特定外来生物です。この種に限らず、ヨモギやスギナ、どくだみなど、雑草としてはびこり嫌がられる種は生きる力が強く、お茶や漢方薬として使用されるので、同じ発想でオオキンケイギクも食してみることにしました。

オオキンケイギクの薬効

Google先生に尋ねると、食べた記事や毒は無いとの説明はいくつか見つかりましたが、栄養価に関してはほとんど情報が得られませんでした。唯一感心したのが、こちらの記事です。

嫌われ者の雑草があなたの命を救うかも 駆除に困った外来キクに驚きの成分: J-CAST ニュース

これによると、フラボノイドが食用キクの5-6倍含まれていて、その中の一つ「4-メトキシランセオレチン」を抽出し、白血病細胞に与えたところ、人工的に作られる抗がん薬と同程度の強い効果が得られたとのこと。

いざ実食

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たまたま用意されていた味噌汁があったので、オオキンケイギクの花を5つほど放り込んで温めてみました。

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できあがりはこんな感じ。花びらはひとまとまりになってしまったので、箸で一枚一枚摘んで開きました(^-^)

味は春菊をマイルドにした感じで、普通に美味しくいただけました。春菊はすき焼きに入れたりしますが、すき焼きにオオキンケイギクだと主張が弱くて物足りなく感じるかも。

しばらくはオオキンケイギクに不自由しない季節なので、いろいろと試してみたいところです。

ご注意

この記事を真似する人はあまりいないとは思いますが(^^;)特定外来生物の扱いには注意が必要です。採取する時は種を落とさないよう、持ち出した後に根や茎を土のあるところに放置しないようにしましょう。

飼育・栽培・保管・運搬・販売・譲渡・野外に放つことなどが禁止されており、最高で個人の場合懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金、法人の場合1億円以下の罰金が科せられます。